魔界から悪魔
場所はT都、少年の家に住む悪魔がいる。
青髪黄眼の少年「おはよ~」
黒い悪魔「おはようございます」
青髪黄眼の少年「ブラック、動画を見ているの?」
ブラック(ブラックチャンネル)「俺ちゃんは動画を作るために研究しています」
彼は悪魔系ヨーチューバーのブラック。
ブラックは鬼ヤバなスターと呼ぶ者と契約し、『ブラックチャンネル』で契約者の本性を明かす。
カメラ型魔物「じー!」
ブラックの隣に居る魔物はカメラちゃん。
『ブラックチャンネル』のカメラに映したりする。
ブラック(ブラックチャンネル)「おや?カメラちゃん、さとくん、鬼ヤバなスターを見つけました」
青髪黄眼の少年「え、見つけたの?」
青髪黄眼の少年はさとし。小学生ヨーチューバーで『さとちゃんねる』を開いているが、再生数は伸びない。
ブラック(ブラックチャンネル)「動画に映っている方は…鬼ヤバなスターですね…。早速向かいましょう!」
カメラちゃん「じじじ!」
さとし(ブラックチャンネル)「俺も行くから!」
ニセ脚本家
場所は移ってT都A区河川沿いにあるボロ小屋に男女がいる。
両●千●「山●君と樋●君、私たちで貯めた金がこんなにたくさんよ!」
山●潤●「両●ちゃん、俺たちで手を抜いた作品を出した甲斐があったな!」
樋●達●「これで僕たちの将来は安定するよ!」
山●潤●の母「Jちゃん、私たちの生活は上手くいきそうね!」
山●潤●「おう!」
その時に両●、山●と母の前にブラック、さとしとカメラちゃんが現れる。
両●&山●&樋●&山●の母「どっから来た!?」
ブラック(ブラックチャンネル)「失礼します、悪魔系ヨーチューバーのブラックと申します。『ブラックチャンネル』を営んでおります」
さとし(ブラックチャンネル)「俺はさとし。小学生ヨーチューバーで『さとちゃんねる』をやってるよ」
両●&樋●「(ブラック?悪魔系ヨーチューバーの?)」
山●&山●の母「(それにさとし?この子は知らないぞ?)」
ブラック(ブラックチャンネル)「この子はカメラちゃん」
カメラちゃん「じー!」
両●千●「(ブラックは私たちの作品を楽しんでくれるのかな?)」
山●潤●「(俺たちにも出世するチャンスが来た!)」
樋●達●「(今まで僕を馬鹿にして来た奴らに仕返す事が出来る!)」
山●潤●の母「(千●ちゃんと潤●と達●君なら金持ちになる!)」
両●・山●・樋●・山●の母はもっと誤魔化して稼ごうと企む。
ブラック(ブラックチャンネル)「貴方たちに出てもらいたい企画動画があります」
両●千●「出てもらいたい企画動画?」
ブラック(ブラックチャンネル)「その名は、『豪勢な神脚本家!お母様も嬉しくなる』です」
カメラちゃん「じー」
ブラックが出したサムネは大きなハートに大喜びの両●・山●・樋●・山●の母が写っている。
さとし(ブラックチャンネル)「そのハートは大げさじゃないかな?」
両●&山●&樋●「私/俺/僕たちが豪勢な脚本家…」
ブラックは右手からメガホン型の道具を出す。
両●&山●&山●の母「そのメガホンは?」
ブラック(ブラックチャンネル)「デビルツール『デビルメガホン』。あらゆる人物に催眠を掛けたりする事が出来ます」
両●・山●・樋●・山●の母・さとしはブラックからデビルチェーンに縛られ、叫びながら飛ばされる。
ある豪邸
ブラック(ブラックチャンネル)「ブリントに着きましたよ」
両●&山●&樋●&山●の母「吐き気がしちゃうわ!…ってあれ?」
両●・山●・樋●・山●の母は豪邸内を見掛ける。
両●千●「ここって豪邸…よね?」
山●潤●「プリンセスが住んでいそうだな!」
山●潤●の母「あ、千●ちゃんと潤●ちゃん!避暑地にプリンセスがいるよ!」
山●の母が指差した方面には避暑地にいる満月型ボールガウンドレス姿のプリンセスが居る。
黄髪碧眼の少女は白いドレスシャツに桃色のドレスボレロを着ており、赤色のフルレングス丈スカート上部に赤色リボン付き桃色二重オーバースカートを履いており、両手に手首の長さで指あり白い手袋を嵌めている。
桃髪紺眼の少女は紺色のフルレングス丈ボールガウン裾ドレスを着ており、白銀色の装飾粉付き紺色のフルレングス丈を履いており、両手に脇の下に届きそうな長さで紺色の手袋を嵌めている。
両方の少女は美しく、スカート下部にフルレングス丈ペチコートを十数枚履いている。
ドレス姿の少女たちは床に座って絵本を読んでいる。
ブラック(ブラックチャンネル)「俺ちゃんはドレスの女の子にデビルメガホンを掛けます」
さとし(ブラックチャンネル)「あ・・・うん」
カメラちゃん「じー」
ブラックは2人のドレス姿の少女の近くまで瞬間移動する。
黄髪碧眼のドレス少女「『竹薮の中から光る竹があり、翁が光る竹を割ります』」
桃髪紺眼のドレス少女「『光る竹から出て来た者は、美しい赤ちゃんがいます』」
2人のドレス姿の少女は絵本『竹取物語』を読んでいる。
黄髪碧眼のドレス少女「クリック、黒い髪の毛の女の子は可愛らしいわよね」
クリック・ローザ「ぴぅ、あなたの云うとおりだな。清楚な印象がある」
ブラックはデビルメガホンで2人のドレス姿の少女に声を掛ける。
ブラック(ブラックチャンネル)「ぴぅちゃんとクリックちゃんは2人で舞踏を行う」
ぴぅとクリックはブラックの催眠に掛かり、半目状態でドレス姿のままで庭を華麗に舞い踊る。
両●&山●&樋●&山●の母&さとし「女の子同士が舞い踊った!?」
ブラック(ブラックチャンネル)「カカカ!」
カメラちゃん「じじじ!」
両●・山●・樋●・山●の母は驚く。
加えてブラックはデビルメガホンで2人のドレス姿の少女に声を掛ける。
ブラック(ブラックチャンネル)「ぴぅちゃんとクリックちゃんは両手にスカートを摘んで挨拶を行う」
ぴぅとクリックはドレススカート部を摘んで挨拶を行う。
ブラック(ブラックチャンネル)「ぴぅちゃんとクリックちゃんの舞踏とカーテシーはいかがでしたか?」
ブラックは両●・山●・樋●・山●の母にぴぅとクリックの舞踏とカーテシーを見せてデビルメガホンの電源を消した後、ぴぅとクリックは目を覚ます。
ぴぅ「あれ?私たちはクリックと踊っていたの?」
クリック・ローザ「さあ?」
両●千●「凄い…」
樋●達●「人を眠らせて操る…」
山●潤●「ほんまに使えんじゃね…?」
その時、両●・樋●・山●は強欲に塗れた黒い表情を浮かべる。
ブラック(ブラックチャンネル)「(おやおや・・・鬼ヤバなスターが出ましたね!)ブラックチャンネル契約書にサインをお願いします!」
両●・山●・樋●・山●の母は分厚いブラックチャンネル契約書を見る。
両●千●「契約書は分厚いわね…」
樋●達●「サインするだけで催眠をかけ放題になるの?」
ブラック(ブラックチャンネル)「その通りです!契約書をお読みくださいましたか?」
山●潤●「俺たちは既に読んだよ!」
両●・山●・樋●・山●の母「サイン!」
ブラック(ブラックチャンネル)「契約成立(ディール)!」
デビルメガホン
ブラックはデビルチェーンで両●・山●・樋●・山●の母を連れて都会へ戻る。
山●潤●の母「ブラック、私たちは何を宣伝すればいいとかある?」
ブラック(ブラックチャンネル)「それはですね・・・『ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装』を見てもらいます!」
さとし(ブラックチャンネル)「ちょんまげの侍に竜の鎧とバカでかいバックパックがある…」
ブラック(ブラックチャンネル)「山●君と山●君のお母さんはデビルメガホンを使ってみてください。俺ちゃんは特別にデビルパソコンを出します!」
山●潤●「おお、ブラックおおきに!」
両●千●はデビルメガホンで声をかける。
両●千●「\ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装はいかがですか?/」
客人A「え?ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装?」
樋●達●「\放送終了後も人気を誇っています!/」
客人B「俺も余裕を持て余しているんだ!」
山●潤●「\ご覧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます!/」
客人C「ぜひ見てみたい!」
客人たちは洗脳され、両●たちの所へ集まる。
両●千●「(いいカモが多く出たわ!)」
樋●達●「(ちょろいもんだ)」
客人たち複数人は『ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装』を見る。
客人A「すげえ!」
客人B「かっけえ!」
客人C「おもしれえ!」
客人たちは騙されまくる。
さとし(ブラックチャンネル)「ブラック、『ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装』の内容は危ないだけしかないよ…。放送事故レベルだし…」
ブラック(ブラックチャンネル)「さとくん、まだこれから面白映像は撮っていきます!」
さとし(ブラックチャンネル)「撮影続行に!?」
両●・山●・樋●・山●の母の作品はデビルメガホンによって人気が出始めた。
さとし(ブラックチャンネル)「ブラック、行列が並んでいるよ?俺は我慢できないよ…!」
さとしは両●・山●・樋●・山●の母に憤る。
さとし(ブラックチャンネル)「両●・山●・樋●・山●のお母さん!こんな放送事故映像を出すなんて、恥知らずにもほどがあるぞ!」
両●千●「私たちの偉大な作品を馬鹿にしないで?」
樋●達●「僕たちは一流脚本家だからね!」
山●潤●「俺たちは腹いっぱい食うんだ!ありがたく思えや!」
両●・山●・樋●は怒って両手でさとしを押し出す。
さとしは後ろに転ぶも立ち上がり、客人に注意を促す。
さとし(ブラックチャンネル)「みんな、両●・山●・樋●・山●のお母さんに騙されているぞ!」
両●千●「それは無駄よ!」
山●潤●「みんな俺たちの言いなりだからな」
樋●達●「おかけで財布のひもはとても緩くなるよ!」
両●・山●・樋●・山●のお母さんは高を括る。
さとし(ブラックチャンネル)「ブラック、こいつらを止めてよ!」
ブラック(ブラックチャンネル)「さとくん、落ち着いてください」
さとし(ブラックチャンネル)「落ち着くはずがないよ!」
ブラック(ブラックチャンネル)「俺ちゃんは今、本当の地獄のサムネイルもあります…」
デビルメガホンの後
両●・山●・樋●・山●の母は全世界に流れることを心待ちにしている。
山●潤●「ブラック、俺たちのアニメ『ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装』は全世界に放送されるんやろな!?」
ブラック(ブラックチャンネル)「もちろんです!」
両●千●「私たちは体が引き締まってるからね!」
さとし(ブラックチャンネル)「(両●は100KG以上もあるし、体も引き締まっていないのに!)」
ブラック(ブラックチャンネル)「では両●ちゃん・山●君・樋●君・山●君のお母さんの作品をお楽しみに!」
両●・山●・樋●・山●の母はアニメ『ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装』が映ると思っていた矢先、両●・山●・樋●がデビルメガホンで客人に目掛けて洗脳させる映像が流される。
両●・山●・樋●・山●の母「は!?は??は?!は!!」
両●・山●・樋●が両手でさとしを押し出した映像が流される。
両●千●「みんな、誤解よ!」
樋●達●「僕に成りすました偽者だよ!」
山●潤●「俺たちは性格がいいんやで!」
しかし両●・山●・樋●の反対も問わず映像は流れる。
両●千●「客人を騙して搾り取った金で買った最高級トンカツ丼は美味しいわ!」
樋●達●「最高級ステーキ丼も美味しいよね!」
山●潤●「最高級フォアグラ丼も美味いで!」
ヨーチューバーの非難コメントが多発する。
ヨーチューブ利用者A「両●は375KG以上もある事がわかったよ!」
ヨーチューブ利用者B「両●・樋●・山●で『ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装』を作った作品は下手だし…」
ヨーチューブ利用者C「こんな人たちによく脚本家でいる事が出来たな…」
ヨーチューブ利用者D「両●・樋●・山●は最低!モラルなし!」
両●・山●・樋●・山●の母「誰か、映像を止めて!」
その時、洗脳されていた客人は目を覚まして両●・山●・樋●・山●の母のボロ小屋に突撃する。
客人A「おい両●、下ネタと血液表現ばかり流すなよ!」
客人B「樋●、男の子にけがを負わせようとしたな!」
客人C「アホ山●、俺たちはお前たちが盗んだ作品なんか見たくないからな!」
客人D「みんなただじゃすまないぞ!」
騙された客人の怒号が両●・山●・樋●・山●の母に響く。
ブラックは毒沼にはまった両●・山●・樋●・山●の母のサムネイルを見せる。
ブラック(ブラックチャンネル)「本当のタイトルは『ごまかし脚本家の生活を撮ってみた!』です!」
さとし(ブラックチャンネル)「ブラックは両●・山●・樋●・山●の母の生活を撮っていたんだ!?」
客人は両●・山●・樋●・山●の母を追いかけ、両●・山●・樋●・山●の母は客人から逃げる。
客人たち「ろくでなしの両●・山●・樋●め!」
両●・山●・樋●・山●の母は路地裏に隠れ、客人からごまかすことはできた。
両●・山●・樋●「ブラックって奴は!」
その時、両●・山●・樋●・山●の母はブラックホールに落ちて泣き叫ぶ。
魔界のニセ脚本家
さとしはブラックの隣にいる。
さとし(ブラックチャンネル)「ブラック、両●・山●・樋●・山●のお母さんは魔物に囲まれているぞ…!」
魔物A「カメラさんが撮ってくれた結果、こっちが見たら気分が危うくなったぞ!」
魔物B「俺たちをバカにするな!」
魔物C「お前たち、縁起でもない物を見せた事は分かっているな?」
両●・山●・樋●・山●の母「この悪魔!」
ブラック(ブラックチャンネル)「魔物の皆さん、両●ちゃん・山●君・樋●君・山●君のお母さんにお仕置きを!」
両●・山●・樋●・山●の母は魔物たちに追い詰められ、絶叫する。
ニセ脚本家の末路
T都のさとしの家。
さとし(ブラックチャンネル)「ブラック、両●・山●・樋●・山●のお母さんは?」
ブラック(ブラックチャンネル)「焼肉地獄にいます。きっと無傷ではありにくいでしょう…。ディス・イズ・炎ターテインメント!」
カメラちゃん「じー!」
おしまい
あとがき
平素より赤青黄緑のブログをご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
きさいちさとし先生『ブラックチャンネル』を拝借して二次創作小説化してみました。
『ぜ○ま○S○E○ ぜ○ま○と種の竜装』は私にとって地雷にあたる3作品を混ぜ合わせました。
こちらのある焼肉地獄の両●・山●・樋●・山●の母に関して無傷でない事は確かです。