「ドレスゴースト」

お疲れ様です、シャローン姫の専属メイドです。
雲の上のガ○バー○国にて、シャローン姫様は透明飛行衣を被って元○リ○ー○国の所へ雲の階段をお降りになります。
シャローン姫「元ガ○バー○国にごきげんよう
シャローン姫は両手にフルレングス丈ボールガウン裾スカートを持ち上げなさいます。
シャローン姫「今は上九一色コミュニティーセンターね」

不可解動画1『撮影将軍仙川武雄、現る!』

T都N区の格闘ジムに、家族3人組がいる。
雄一「雄二、人形を打つんだ」
ハナレ「準備はいい?」
雄二「いいよ!」
雄一とハナレは派手目、雄二は地味目。
雄一「行くぞ!」
雄二「よし!」
ハナレは動画を撮り、雄二は両手両足で人形を打つ。
パンチとキックの威力は約60kg。
ハナレ「あんたもその調子ね、雄二!」
雄一「お前もやればできるな!」
雄二「ありがとう、雄一兄さんとハナレ姉さん!少しやる気が出るよ!」
雄二は人形を打つ。
雄一(俺とハナレより上手いくせに、調子に乗るなよ)
ハナレ(バカ弟は私より賢いくせに、腹が立つわ)
翌日、雄二は学校に通学する。
雄二「雄一兄さん、ハナレ姉さん、学校に行ってきます」
雄一「行って来い」
ハナレ「行ってらっしゃい」
雄一とハナレは雄二が学校に行った後に部屋に入る。
ハナレ「何よ!腹立つ雄二だわ」
雄一「この、この!」
雄一とハナレはハットを持ち、自分たちで作った雄二風トレーニングバッグを叩く。
殿「ほう、弟君を叩くとはのう…」
雄一とハナレは殿に気づく。
殿は平安時代の顔立ちに烏帽子を被っており、モンペを履いている。
雄一「お前たち、誰だ?」
仙川武雄「余は仙川武雄、将軍系ヨクチューバー!余の相棒は映写機の撮影丸じゃ!」
影丸はスチルビデオカメラで武雄に持たれている。
雄一(ヨクチューバー?)
ハナレ「それで、私たちのうちに何の用?」
仙川武雄「雄一君とハナレちゃん、お主は主役の座に抜擢じゃ!」
雄一「俺たちが主役?」
仙川武雄「この撮影丸でお主たちの行いを撮ってみたぞい!見てみるか?」
武雄は雄一とハナレにその行いを見せる。
ハナレ「私の絵と宿題は60点以上と褒められたことがあるわ!」
雄一「俺の50メートル走は7秒58だよ!」
雄一とハナレの長所を誇らしく思う。
仙川武雄「ハナレちゃんのハードル200M走は35秒35で、雄一君の全ても科目は20点未満じゃのう!」
雄一とハナレの短所を恥ずかしく思う。
ハナレ(こいつから短所を出されるなんて…)
雄一(俺たちを馬鹿にしてんのか!?)
雄一とハナレは武雄に不貞腐れる。
仙川武雄「雄一君とハナレちゃんに提案を進ぜよう。題名は『雄一君とハナレちゃん偉大!家族も大喜びの記録』じゃ!」
雄一「家族も喜ぶって?」
ハナレ「雄一兄さんは高得点、私は最短記録するわけじゃないのに?」
仙川武雄「それなら、そなたたちに良縁綱じゃ。使うなら動画を撮らせておくれ」
武雄の右手から長い契約の巻物が出る。
武雄は契約の巻物を読む。
ハナレ「とても長いわよ、武雄?」
仙川武雄「ようは『あらゆる撮影内の行為を受け入れる』契約の巻物に記すのじゃ」
武雄は雄一とハナレに契約の筆を差し出す。
雄一「それじゃ…」
雄一&ハナレ「署名」
雄一とハナレは契約の巻物に筆を署名する。
仙川武雄「契約成立じゃ!雄一君に黄色『高得点綱』、ハナレちゃんに白色『最短記録綱』を差し出して進ぜよう」
雄一とハナレはそれぞれの学校に行く。
ハナレは校舎にいる。
ハナレの担任の先生「では、ハードル200M走を始めます。位置についてくださいますよう、お願いします」
生徒A(ハナレって、全てのハードルに転んだりしているよね?とても面白いな♪)
生徒B(ハナレ、必ずハードルを跳び越えてよね)
生徒C(失敗すれば笑い者の的ね)
ハナレ(私は無理かもしれない…それでも走らなきゃ…)
ハナレの担任の先生「用意、どん」
ハナレの担任の先生の掛け声で生徒たちは走る。
ハナレはハードルの前まで走る。
ハナレ(ハードルを跳び越える事は…出来ないかも…)
ハナレは一か八かでハードルを跳んだ時、左腕に結んでいる最短記録綱の効果で意思を問わずハードルを跳び越える。
ハナレ(あ、跳び越えた?)
ハナレの担任の先生(ハナレさんは、こんなに運動も上手かな?)
ハナレと担任の先生は驚きながらも、物事が進むようにすべてのハードルを跳び越える。
ハナレの担任の先生「ハナレさんの記録は9秒63です」
生徒A「そうなの?すごい!」
生徒B「見せてくれるとは思わなかったよ!」
ハナレ「たまに跳び越える事が出来ただけだよ」
ハナレは照れて笑う。
ハナレ(私は無敵なんだ!)
一方、雄一は教室内にいる。
雄一の担任の先生「じゃ、30分間の筆記試験を始めるぞ。みんな鉛筆を持て」
雄一(俺…宿題はそんな得意じゃないんだよな…)
雄一の担任の先生「では筆記試験、始め」
生徒たちは筆記試験に集中する中、雄一は血迷っている。
雄一(どうしよう…俺は間違えそう…)
雄一は答えを書こうと手を動かした時、左腕に結んでいる高得点綱の効果で意思を問わず正しい答えが書かれる。
雄一(あれ、俺の右手は勝手に動いたぞ?これなら楽勝だな!)
雄一は答案用紙を書き埋める。
雄一の担任の先生「筆記試験、そこまで!」
生徒たちは手を止める。
雄一(やっと俺が報われる時代が来たぜ!)
雄一の回想。
雄一の担任の先生「雄一の点数は20点未満が多くて勉強が足りないぞ!運動能力は高い方だが、学力も上げたほうがいいぞ!」
雄一「すみません!」
あくる日、筆記試験結果発表。
雄一の担任の先生(雄一の奴、また低得点か?)
生徒A(雄一の運動はピカイチでも、筆記試験が駄目じゃあな…)
生徒B(俺たちの席に雄一がいるってどうなの?)
雄一の担任と生徒たちは頭を悩めながら答案用紙を見る。
雄一の担任の先生(え、全て正しい…)
雄一の担任は驚く。
雄一の担任の先生「雄一の点数は合計1000点満点だ!雄一偉いぞ!」
生徒たちは雄一に喜ぶ。
生徒A「俺は勉強が得意なのに、雄一に負けたよ…」
生徒B「俺、見直したよ!」
生徒C「雄一ってそんなに万能なの?すげえ!」
雄一「1000点満点はまぐれだよ。俺にそう大したことあるかな?」
雄一は照れて笑う。
雄一(運がいいな♪俺はとても天才だぜ!)
雄一、ハナレ、雄二の家。
雄一「武雄、俺たちは助かったよ!」
ハナレ「おかげで私たちは人気者だわ!」
仙川武雄「どういたしまして」

ロビー・コルトレーン様、心から深くお悔やみを申し上げます。

読む前の注意
悲痛で明るくない内容が含まれます。それでも大丈夫な方は、ご注意くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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